投句日

  俳句を作り始めて数年が立ちます。毎月5句を作るようにしています。これがたった5句なのになかなかどうして難しい。お盆のある8月などは忙しさにかまけて一夜漬けならぬ即席俳句になってしまいます。

世界最短の詩と言われたり歌と海外で紹介されるほど、”HAIKU” は浸透しているようです。現にイタリア人の友人に聞いたところでは言葉を覚えるためにリズムよく文章に仕立てる過程が言語の習得にいいとのこと。外国語では母音を5.7.5にそろえて作るそうです。なので英語などの場合は長い言葉に対して母音の数も変則的なので、想像より長い句になるようです。例えば、、、、The sun rises from red horizon (赤い地平線より昇る朝日は)というようになるそうです。

もともと母が俳句と短歌を詠んでいて、その母である祖母も俳句を詠んでいたそうです。なにか自己表現を考えたら自然と俳句に興味ができたのかもしれません。今現在改築中の七面堂の壁に檀信徒の方や祖母、祖父の作った俳句が祖父の字で句碑ならぬ句板が掛けられていました。それは祖父や祖母の形見というわけではないですが、処分することもせず再び堂宇が完成したら掛ける予定でいます。

母の買いそろえた本の中には「歳時記」があり、現在私もそれを使ってはうんうんとうなりながらひねり出している状態です。もともと歳時記はその季節を表す言葉が列記されているので、自然とその季節にはどういう表現があるのかといったことを学ぶきっかけにもなるので、言葉の表現をもっと奥ゆかしく、心情にそったものを探す楽しみもあります。

宮沢賢治の詩集「小岩井農場」の中に「鶸色(ひわいろ)」という難しい言葉が出てきます。これは明るい黄緑色をさし、柔らかな山肌を表現するときに使うそうです。難しい言葉を使ってえらそうにしたいと思われるのも困りますし、そもそも身の丈には合いませんので使えません。しかしこうした日本語の持つ素敵な表現を知っておくのはなんとなく心が豊かになるように感じていて、そこに学ぶ楽しさがあります。

今月の投句日もだんだん近づいてきましたので、ぼーっとしてる時間にまずは一句ひねってみたいと思います(笑)

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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