この「天の美禄」という言葉は酒の異称で中国二十四史のひとつで前漢の歴史書で80年ごろの成立とあります。
お酒に詳しい、、、というより好きな方から伺った話です。昔大きな木の枝分かれしてる部分にうろがあり、そこに雨水がたまって枯葉などの条件が重なって偶然発酵が発生して酒が生れた。だから酒という飲み物は天からの授かりもので粗末にしてはいけないんだと熱っぽく語っていただきました。その方は年若の方からの杯も必ず天からの授かりものを頂くので両手でいただくようにしているそうです。
大昔から酒造は人々が営んできたことでその歴史は相当古いものがあります。新年ということで奥之院でもお屠蘇をお開帳式(御本尊に対面してご挨拶する法要)の後、車の運転をしない方にお勧めしております。縁起物でもあり延命長寿を祝って飲むものでこちらも昔からある正月らしい風習です。
「飲んでも飲まれるな」が一般的な標語で知っている方も多いと思います。飲みすぎると色々厄介ごとになるという先人の訓告なのでしょう。私も舌を湿らす程度ですが自宅にてお屠蘇をいただきました。酒の失敗談は色々聞きますし私も昔思い出があります。しかし酒の成功談はあまりききません。百薬の長ともいわれる天の美禄と上手にお付き合いしたいものですね。
ちなみにですが「酒が人をダメにするんじゃない、人間がもともとダメだということを教えてくれてるものだ」という言葉もあるそうです。