暖房器具

  能登半島地震で大変いたたまれないニュースを聞きました。5歳の子供さんが地震発生時にダルマストーブにかけてあったヤカンの熱湯で大やけどをしてその後適切な治療を受けられず亡くなったとのこと。小さな命が失われたことの悲しみだけではなく安全についても今一度考える必要があるニュースでしょう。

現在 拙寺では本堂でのメイン暖房はダルマストーブです。やかんにたっぷりの水をいれて法事など大勢の人が集まる時に使用していますが、普段はほとんど使いません。昨年の節分の豆まきの時にもつけっぱなしで怖ったとは家内の言葉。確かに堂内に人の動きが出るときは注意を促していても転倒やそれに伴うやけどの可能性があります。

ダルマストーブのメリットとしては電気を使わないのでブレーカーが落ちない(数台のファンヒーターとホットカーペットの併用ではすぐ落ちてしまいます)ことや停電の時などの非常用暖房、湯を沸かしたりそれによる加湿、また簡単な調理もできます。実際に平成26年2月の大雪の時は南部も60センチ以上の積雪があり普段積もらない地域としては異常な量がつもり2日間停電しました。そこではダルマストーブは活躍した経緯もあります。

デメリットとしてはやはり転倒や子供が近くにいるとやけどの危険性、やかんの熱湯によるやけどの心配があります。また直接火が中で燃焼しているので服などへの引火も考えられます。こうして考えてみると地震が来た時にはダルマストーブは危険(一応即消化の機能が作動しますが)でファンヒーターやホットカーペットは安全でしょう。

買い替えも考えましたが費用がかかるうえに電流の量をあげないと対応できません。毎日暖房をいれる場所ではないので維持経費の負担が大きくなります。そんなわけでやかんをのせることはやめて使用するということに落ち着きそうです。お寺は倒壊しない前提として、堂内がいざというときの避難場所にもなりうると考えているので、電気のない場合の暖房器具としてはダルマストーブを残しておくことを考えています。

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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