明神堂

七面堂の完成が間近になってきました。後は正面の階段を取り付けたり、内陣の飾り付けをするくらいでしょうか。

元々お堂の正面の扁額(へんがく:どういった神様をお祭りしているかを書いた額)には明神堂となっています。ただ正面中央に鎮座ましますのは末法総鎮守七面大明神様です。なので七面堂と通称でお呼びしているのです。この堂内には子安鬼子母神様、清正公様(加藤清正公)や十羅刹女、三十番神など様々な神様がお祭りされていました。また先先代の祖父が感得した明神様などがあり、その全てを現在は本堂でお預かりしています。

大きな御尊像を納めていたお厨子は傷みが激しく今回の改築を機に恐れながら全て処分させていただきました。御奉納頂いた方のお気持ちに改めて時を超えて感謝し、お役目を終えたことをお伝えしました。また御尊像のいくつかも損傷が激しかったり、必要な数が揃っていなかったりとこちらも今のままではいけない状態なので近いうちに方向性を決めないといけません。また板の書写してある書き物の類も腐食があるものも多くこちらも貴重な資料と信仰の対象であったとはいえ、的確に保存ができるのか調査が必要になってきます。

こうした文化遺産というには大袈裟な表現かもしれませんが、田舎のお寺に代々伝わってきた貴重な信仰の証をどう護っていくのかも住職としての大切な責任です。もちろんただでできるものではないのでいっぺんに進まないという事情もあります。少しづつ寺観の整備と合わせて進めていきたいと思っています。

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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