春の訪れ

今朝は久遠寺の境内を歩いていると、一枚の花びらが落ちてきました。ふわっと舞い降りてきたのは梅の淡いピンクの花びらでした。

どこから舞ってきたのか、立ち止まってあたりを見回してみましたがそれらしい木がわかりませんでした。思えば自然のサイクル、輪廻の中においては当たり前のこの現象も自分の心がすさんでいる時には気にならないかもしれないし、そもそも落ちてきた花びらに意識が向かないかもしれません。心がふわりと軽く感じる春だからこそ、こうした自然の中で起こる一瞬に「ハッ」とさせられるのかもしれません。

自分の心の状態は常にフラットを心がけたいけど、こうしたちょっとしたことで気分があがり、なんとなく生きててよかったと勝手に得した気持ちになります。単純といえば超単純な性格でしょう。生きている中で感じることが減ってきてしまうと損しているような感覚があります。

人生にアンテナをはれ!とは学生時代に恩師から聞いた言葉です。ただ単に情報を集めていればいいという風に考えていましたが、実際にはもっと深い意味があるように最近思います。このアンテナによって受け取る力、仮に感受性という言葉で置き換えてみると、これは簡単には鍛えられないかもしれません。しっかりと周囲の変化に敏感になる、そうした意識をもって年を重ねていくなかで、できるだけ平凡に、平坦にただニコニコしている、そうありたいと思います。そしてそんな姿を見せてくれた大先輩のあとをゆらりふらりと追いかけていきたいと思います。

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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