お彼岸の中日に七面堂の落慶法要を行います。お堂が2月の末に完成して堂内の仏具の搬入をして配置をごそごそ変えたりとなかなか決まりが落ち着きませんでしたが、形になりました。あとはもう少し飾り物をして本番を迎えたいと思います。
当山の第24世の日慧上人がご分体をお祀りしておよそ300年。一口に言えばそれまでですが、その歴史の重みを準備をしながら感じています。いろいろな人の手で堂宇が守られ、荘厳具が増えていき、また時とともにそれが抜魂されたものもあることでしょう。そうした一日の積み重ねを思う時、この完成がどれだけ大きな意味をもつのか改めて報恩感謝という言葉しかでてきません。
「布施なきお経をあげなさい」とは学生時代の恩師の言葉です。見返りをもとめずひたすらに神仏に願う。その繰り返しは一見単調でつまらないものかもと学生時代は思っていましたが、その一日の積み重ねを年数の経過とともに考えてみると若気の至りであったと恥ずかしい気持ちです。一日中お経をあげていられるわけではないですが、自分の修行として、神仏に自分の姿を見ていただく、私の願いの言葉を聞いていただく、そうしたことを生きている限り続けていく勇気が加齢とともにわいてきます。
今日もすばらしい一日ありがとうございました。朝夕に御宝前で声に出しています。