邂逅

 今日は七面山にお礼参りに参拝してきました。

平成6年の頃七面山の別当は志摩房の先代住職でした。当時大学生だった私は別当さんの息子さんが1つ先輩でよくご迷惑をおかけしていましたが、一緒に行こう!と七面山のアルバイトに登りました。皿洗いや配膳のお手伝いなど夏休みに数回お邪魔したでしょうか。それがきっかけで平成16年には山之坊別当さんの時に3年間お勤めさせて頂きました。その勤め初めのころ、車がなく姉に送り迎えを早川町までしてもらっていました。下りのある日てくてく迎えの場所から歩いていると「お上人さん近くの大通りまで乗っていきますか?」と声をかけていただきました。遠慮なく乗せていただき姉の車がくるまで移動させていただいたのがYさんでした。今日はそんなYさんがつい数日前に思親閣にお孫さんを連れてお参りにこられていてお会いしていましたが、当時の道を運転しながらYさんのことを思い出していました。

登山口につき中部横断道が開通したおかげで自坊から登山口まではおよそ1時間かかっていたのが30分で到着しました(驚)午前8時登山開始です。3月末とは言え雪のふることもある七面山です、防寒着を用意していましたがTシャツ1枚で汗だくになるほどの陽気でした。ちなみにここ南部町が本日の日本の最高気温27.4度を記録したそうです、それは汗だくになりますわな。順調に上り当時平成16年当時と同じ2時間30分で敬慎院に到着しました。背中には拙寺に奉安されている七面大明神さまのお姿をお連れしてお開帳(対面のご挨拶をする儀式)の申し込みを受け付けでしていると、なんとなんと高校時代の恩師の先生が隣で同じくお開帳の申し込みをしているではありませんか!お互いに御礼参り(祈願をしたことのご報告)とのことで矍鑠(かくしゃく:お元気に年を重ねられいること)たるお姿に当時の教壇での姿を重ねておりました。七面堂が無事に完成したこと、檀信徒の皆様の浄財のおかげで建設できたので各家の先祖様にご回向し、また今の各家族の息災を祈念しました。本社の大明神様のお姿に無事に対面することができて大変うれしい参拝となりました。

七面山の職員にも平成28年から3年間勤務した時の職員さんがいて昔話をしたり、現職員のお坊さんがたにも大変よくしていただきました。下りの道中、知り合いのお上人に遭遇したり時より立ち話に花が咲きました。そんな下りの途中でなんと偶然Yさんに会いました‼数日前に身延山でお会いしたばかりなのに、ここで~?とお互いうれしくなり当時に送っていただいたことや、Yさんはもう60年以上(幼少の頃に連れられてきていたから)七面山に登っていることなど熱心な信仰のお姿に襟を正す思いでした。

4月1日からは総本山身延山久遠寺での勤務になります。今まで七面山や思親閣をいったりきたりとお勤めをさせていただきました。明日は4年間のお勤めさせていただいた思親閣での最終日となります。至らない部分や反省するところはたくさんありましたが、すべてが血肉となって私にとっては忘れられない経験をさせていただきました。

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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