今日は住職認証式がありました。
日蓮宗の管長という役職のお上人様は菅野日彰猊下という池上本門寺の御住職です。管長というその宗派の最高指導者という方と混同されがちなのが身延山久遠寺の住職です。久遠寺の住職を法主(ほっす)と呼称しますが、この法主様が管長職を兼ねる場合もあれば現在のように別の方が就任することもあります。この管長さまから住職の認可証をいただく儀式が住職認証式です。
この菅野管長様は私がかれこれ30年前の小僧時代に薫陶を受けた大恩師であります。当時から先生とお呼びしており、また50代の血気盛んな頃でありました。学問にも修行にも本当に懸命にお勤めになるお姿は今をもって真似のできないありがたいお手本となっています。今なおご健勝で足腰のしっかりとされたお姿を拝するにつけ、本当にすばらしい方に教えて頂いたことは私の財産でもあり、誇りでもあります。
大学を卒業してもう30年ほどたっていてもなお、目の前にいらっしゃるといまだに緊張します。当時が怖かったからというより本当に愛情をもって厳しく教えて頂いたことが骨髄まで浸透しているので、何か粗相がないか常に緊張するのかもしれません。あるいは自分が先生の年齢になってなお、その境地が遠いことへの畏怖の念かもしれません。いずれにしてもこの年になってもまだお姿で導いてくださることは大変有難いことだと、この緊張には意味のあることだと感じています。
屈託のない笑顔、年輪のような皺 すべてがしぶいなーと改めて感じつつ、背筋が伸びた今朝の久遠寺でした。