霧に包まれる山々

今日は朝から雨が降っています。

雨に打たれながらあじさいやアヤメが花を咲かせています。青空にも映える花もいいですが、雨に打たれてしっとりと咲いている花にも癒やされます。またお堂まわりの廊下には先日は大きな「ムカデ!」が出てきてましたし、今日は「カエル」がいました。梅雨が近づけばこそ新緑とは違った様子を楽しめます。

そんな花々のある久遠寺の庭には強敵がやってきます。すなわち池の鯉を狙うカラスであったり花をあるだけ食べてしまうシカであったりです。どちらもおっかけようにも捕まえることもできないし怖がらせるくらいしかできません。腹ペコであったら危険を顧みずまたやってくるでしょう。そしてシカの場合はあの「吸血ヒル」も花の食べ残しと一緒に残して行きますので困ったものです。

雨と霧に包まれた身延山の朝勤では大本堂の窓を開け放っているのですが、窓から見える外の景色が霧に包まれていてまるで大本堂が雲の上、もしくは雲の中にいるような感覚になりました。神秘的な雰囲気でのお経はいつもと同じものですが、受け止め方でなんとなく地上高く舞い上がった霊鷲山でお釈迦さまが説法をなされたのもこのような不思議な感じだったのかなと思いながら手をあわせました。

日々の変化を楽しむ、そういう意識を持ってみると大自然の山々にかかる雲や霧の様子は同じ日がありません。雨のおかげで庭にある「シシオドシ」の音もいつもよりは控えめに聞こえます。参拝者の方にも仏様に手を合わせたあとはぼぉーっと外の景色を眺めたりしていただけるとそれもまた「いとたのし」になるのでは?と思いました。

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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