甲子

 今日は大黒様の御縁日でした。

令和元年度に日蓮宗大荒行の三回目になる参行を成満して以来この御縁日には色々な福徳を授かるよう祈願をしています。大黒様は米俵の上に立ち小槌をもって大きな袋をひっさげたお姿をされていて七福神でもおなじみの神様です。特に日蓮宗ではこの大黒様の相伝(そうでん:先師が会得した秘法や口伝)を授かります。

毎年六回はこの甲子が巡ってくるわけですが拙寺においては毎回法楽が残念ながらできません。朝夕のお勤めで祈祷して祈願をすることがどうしても多いです。その代わりに甲子の御縁日ではありませんが、その年の節目となる節分会でご法楽をさせていただいております。

真っ黒なお姿は垢まみれになって働くことを示していて、小槌はざっくざっくとお金に恵まれる、、、と思いきや「コツコツとまめに働く」という姿を現します。また大きな袋を背負って口をぎゅっと握りしめているのはプレゼントが入っているのではなく、「愚痴」の心を封じ込める意味があるとされています。そうして生きていると米俵(福徳)の上に立って生活ができる、というお姿になるわけです。

コツコツ、身を粉にして働き、愚痴を言わず、、、、宮沢賢治さんのでくの坊にも通じる生き方かなと思います。とりあえずそうした1日を少しでも増やそうと誓う日、それが甲子の御縁日かと領解しています。今日も一日お疲れ様でした。

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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