遺族会

昨年のことですが、戦没者の慰霊で建てた墓石が境内にありました。

戦後すぐに建てられて以来ずっと戦没者の遺族会によって香が手向けられてきました。実際にはそこに御遺骨は収められてはいませんが、夏が来るたびに煙が上がる場所でした。

そんな堅固な土台があっても65年をすぎたあたりから経年劣化というか、地震や雨による損傷が目立ち始めてきました。遺族会の方でも高齢化や親族が大きな街に引っ越しているなどで後の面倒を見れる状況が見通せなくなってきました。

昨年準備が整い、遺族会全員の承諾を得てこの墓石群を撤去する運びになりました。境内に長年あったものが急に消えてしまったようで、なんだか寂しい気持ちになったと工事の後からたくさんの人に声をかけてもらいました。

今年になってその遺族会で積み立てていた献花代の一部を預かり、手水桶と桶棚を境内に設置しました。「中野遺族会」と名前は小さいですが皆さんの気持ちが一つ形になって残すことになりました。戦地で散っていった方々の追善にとの願いをまたお盆でも御回向させて頂こうと思います。

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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