最近、お経を読み間違えてしまうんだけど、どうしたらいいですか?という質問を受けました。自分も経験のあることなので答えはわかっているつもりでしたが説明するのはまた別の問題でした。
自分の経験からこうしたらいい、という答えを最初は用意しましたが、これは基本的な修行に関わる大事な部分なのでより丁寧な説明が必要だと考え直しました。そこで学問的なアポローチを答えに用意しました。
五種法師というお経を読む上での準備、唱え方、最終的には書写までいく段階を示した言葉がお経に出てきます。これを説明して答えとしたのですが、そもそも五種法師という言葉の説明を省いてしまう凡ミスをしていることに気がつきました。
お経を読む上で一字一字を丁寧に読み込むことで誦んじるように進化して、最終的にはそのお経を文字を見ないで書写できる段階へ進むことが五種法師です。道は遠く険しいです。短いお経で誦んじることができても書けと言われて書ききれません。心に染めぬれば、という修行は大変なことだと改めて実感しました。