お参りしたそのお寺には様々な神様がお祀りされていました。お厨子(お姿をおさめる小さいお社)に鎮座されている一体一体にご挨拶をしました。古いお姿が多く、長く信仰が守られてきたことの証でしょう。
古い仏像はそれぞれ謂われがあり、非常に興味深く説明を聞きました。一つ印象に残ったのが鬼子母神様でした。お納めしているお厨子から出すことができないとのこと。
鬼子母神は日蓮宗の、というより法華経の信者を守ると誓われた神様です。特別な修行の時にはお連れして一緒にお篭りをします。しかしその尊神様は出歩くことができません。
住職さんと話をして、この尊神様は出歩く必要がない、つまりここの守り神として鎮座されるのがお役目でしょうね、と話をしました。我々は自由に飛び回れますが、神仏は鎮座おわしますのも大変なのでは、と人間の尺度でつい考えてしまいました。