形にする

 火葬場でのことです。亡き家族の棺がいよいよ火葬になる時に、みなで故人の周りに集まって「ありがとう」と声をかけながら涙を流しておられました。

共に過ごした方を送る時の感情は、心がかきむしられて、喪失の気持ちがうねりとなっていることでしょう。そうした感情は言葉として「形」をもつとやや落ち着けるかなと思いました。

「悲しみ」という言葉は心に非ず、その元氣を保てなくなった状態です。またその言葉をお釈迦様は「愛別離苦」という言葉で形(定義化)しました。

もやっとした状態ではおろおろするだけですが、そうだこれは悲しみであり、愛する人の離別の苦しみなのだ、と言葉にしてみると心も少し納得して悲しみに向き合えるのかなと感じました。

投稿者: 市川 泰雅 

ほほえみの伝道師

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